Panasonicの洗濯機で洗剤の詰まり・液漏れトラブル!
どうも、枕屋です。
私が一人暮らしのころから使っているPanasonicの5kg洗濯機「NA-F50B10」ですが、大変な事態になってしまいました。
写真を一切取らずに掃除してしまったのが悔やまれるところですが、ちょっと記録的にまとめようと思います。
「NA-F50B10」の後継機種はこちら「NA-F5B1」。一人暮らしなど、洗濯量無い方にお勧め!
最近気づいたのですが洗濯防水パン(洗濯機の下に設置されている受け台)にめっちゃ洗剤が溜まっている!
防水パンがあってめっちゃよかった!これが無かったらかなり悲惨なことになっていたと思います。
ちなみに我が家で使用している洗剤は「アリエール部屋干し用」です。
アリエールは緑色の粘度のある液体なのですが、まさにこれが洗濯機の底にたんまり溜まっていました。
何となく想像つきました。
洗剤が投入口に詰まってしまい、投入口から溢れて洗濯槽の外側に漏れ出てしまったんだろう。
ツイッターで同じ事象の人がいないか検索したところ、いました!まさに私と同じ状態!
洗濯機から洗剤が漏れると嫁氏が言うので、確認したらやべーことになってた pic.twitter.com/ystj4b4efN
— みはる (@Haru102i) May 15, 2021
液体洗剤の粘度が高すぎて詰まっちゃうっぽい pic.twitter.com/xQqKw1eGSV
— みはる (@Haru102i) May 15, 2021
この人も、うちと同じアリエール部屋干し用を使用しているようです。
おそらく洗濯機もうちと同じPanasonic製と思われます。構造がほぼ同じ。
緑のアリエールが溜まっているふち部分には、見えにくいですが実は溝(というか穴)があってその溝から洗濯槽の内側と外側の間に流れていく、という設計のようです(図解で後述します)。しかし洗剤の粘度が高いため、溝部分に洗剤がつまり流れなくなり、最後に先ほどの写真のようにふちに洗剤がパンパンにたまり、最終的には洗濯槽の外側にあふれ出てしまった、というものと推察されます。
どうやら、洗剤つまりにより液漏れが洗濯機トラブルあるあるのようです。ツイッターで検索すると他にもいろいろ出てきます。洗剤自動投入のタイプでも洗剤つまりが発生したという情報もありました。
とりあえず洗濯機をいったんどかして、防水パンの清掃、それと洗濯槽の外側にこびり付いている洗剤を拭き取るくらいの掃除は済ませました。
しかしこれでは、これまでと同じように使っていたらまた漏れ出るだけなので、何か対策を考えなくては。
とりあえず私の案は、計量した洗剤にお湯を混ぜることで粘度を落としてから洗濯機の投入口に入れる、ということにしました。
嫁は、「洗剤を投入口ではなく直接洗濯槽に入れちゃえば?」という大胆派でした。
こんなやり方をしていいのかも不明ですが、とりあえず自己責任で何かしらやってみようと。
なにかを変えなければ、間違いなく同じことの繰り返しになるだけですから。
ちなみに、お湯を少々混ぜる方式だと粘度は落ちて今のところいい感じです。
本当は、5kgサイズの洗濯機が小さくてもう少し大きいサイズへ買い替え、それも洗剤自動投入があるやつがいいなぁ、なんて思っていたのですが、どの洗濯機にしても洗剤つまりが起こってしまうとなると、いろいろ考えものですね。まず洗剤を変えることも検討しなくては。
どうしたものか。
図解してみた
構造がどうなっているのか、なかなか文章だけでも分かりにくいかと思い、図解してみました。
なお私は絵心が全くないもので、エクセルの罫線やブロックを使って、Panasonicの洗濯機の断面はこんな感じになっているんだろうという図を作りました。カスタマーセンターにメールで、『断面がどうなってるのかわかる資料が欲しいです』といっても何の返信なく相手にされませんでした。
まず黒で塗ったのが一番外の樹脂のボディです。その中に洗濯槽があるわけですが、その槽は2重構造になっています。
内側の槽はくるくる手で回せますが、外側の槽は回せません。
洗剤を受けるポケットとしては、まずボディにへこみと穴があり、そこが洗剤の投入口になっていることが分かります。
ではその投入口から入れた洗剤はどのように流れていくのか。先ほどの図の真ん中2番をご覧ください。
よーく製品を観察すると、外側の槽にも同様の洗剤受けのポケットと、そこに穴があります。その穴に洗剤がちゃんと流れていけば、洗濯槽の内側と外側の間に洗剤が流れていきます。図の2番で青矢印で書いたラインですね。洗濯槽の内側と外側の間は洗濯の水が流れてくる空間なので、そこなら洗剤はちゃんと溶けて、詰まることはないでしょう。
問題は外側の槽のポケットの穴が詰まった場合です。その場合の洗剤の流れを図示したのが、先ほどの図の右側3番の赤矢印です。外側の槽のポケットで詰まると、行き場がなくなった洗剤は赤矢印で書いたとおり、ボディと外側の槽の間の空間へあふれ出てしまうのです。
こうなったら最後。障害物は何もなく、床まで一直線に洗剤が垂れてゆきます。
Panasonicの洗濯機で洗剤が床まで漏れるケースは、こういうロジックで発生している可能性が高いと思います。
なので、ボディのポケットに溜まった洗剤をいくらきれいにしてもダメで、むしろそういう状態になったら外側槽のポケットもほぼ間違いなく洗剤が詰まっていると考えたほうがよさそうです。
その場合はいったん要らない布などで外側槽のポケットに詰まった洗剤をふき取り(かなりやりにくくて大変ですが!)、その後は、洗剤が詰まらないような投入方法を検討するしかありません。
例えばお湯や水を混ぜて粘度を下げる(私の案)、内側槽の中に直接投入する(妻の案)、洗剤を変える、などが考えられます。
お好みでトライしてみてください。
買い換えた
2023年6月、結局洗濯機を買い換えました。
この洗剤の詰まりがきっかけ、というわけではなく、前々からもっと大きいサイズにしたかったので。
買い換えしたのは日立のビートウォッシュ!BW-V80H、8kgタイプ、乾燥機能なしです。あと自動投入機能もありません。サイズ的にちょっと置けるか不安だったので、安パイを取りました。
新・旧モデルが入れ替わるちょうど一週間前にヤマダ電機へ駆け込みました。型落ち直前の最安を狙って!
結果は諸々こみこみ+保証6年で73,000円!さらに古いPanasonicの洗濯機も無事に下取りしてくれて数百円程度のお小遣いをもらえました(笑)
この価格なら十分かな。
一人暮らしの超安い洗濯機ではなく、もうちょっといいやつ買ったらかなり使い勝手が快適になりました。
まず洗浄力が素晴らしい!
そして洗濯終わりで、衣類同士があまり絡まってないので取り出しやすい!
あとおそらくだけど、洗剤投入口は層の内側上寄りにあるため、洗濯時に水に浸かりちゃんと洗剤も溶けてくれそう。
Panasonicの詰まったタイプは、洗剤を投入する流路(外側の槽のポケットと穴)が水に触れないため、その部分は洗剤が流れ切らず、少しずつ洗剤が溜まり固まっていったんだと思います。私の推定ですが。
とりあえずこれなら洗剤詰まりに悩まされることはなさそうです!
では、また!