献血のススメ

どうも、枕屋です。

以前の記事で、自分が献血に行き始めたきっかけなどを簡単にご紹介しました。

前の記事はこちら↓
献血はいかがですか | 枕屋よろずブログ (funnybunny916.com)

今日は献血について、もう少し詳しくまとめてご紹介しようと思います。

献血の必要性

そもそも、なぜ献血が必要なのでしょうか。日本赤十字社のHPから引用させていただきます。「血に使用する血液は、まだ人工的に造ることができず、長期保存することもできません。また、近年、血漿分画製剤のひとつである免疫グロブリン製剤の必要量が急激に増加しています。 このため、輸血等に必要な血液を確保するためには、一時期に偏ることなく、1日あたり約14,000人の方に献血にご協力いただく必要があります。」

血液は人口的に造ることができないため、輸血用で用いる血液は献血であつめるしかない、ということですね。2020年のコロカ禍においては、皆さんご承知のとおり外出する人がかなり減りました。また毎年コミケなどのイベント会場に併設された献血会場があったのですが、それもイベントごと無くなってしまったため集まる血液の量が一気に減ってしまい、医療機関はかなりピンチ、綱渡り状態だと聞いております。

献血の種類

献血は次の4つの種類があります。

1.全血献血

  • 400mℓ
  • 200mℓ

全血献血は、血液中のすべての成分を献血します。採取量によって2種類に分かれます。

2.成分献血

  • 血漿(けっしょう)
  • 血小板

成分献血とは、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。そのため、成分採血は身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血できる特長があります。

なお日本赤十字社は、献血基準を満たした方には400mL献血、成分献血の協力をお願いしています。たとえば輸血で800mℓ必要な場合、400mℓ×2名分の血液で済みますが、200mℓだと4名分が必要になります。複数の人の血液を一緒に用いた場合、輸血後の副作用(発熱、発疹など)発生の可能性があるそうですが、この可能性を抑えるため、なるべく少ない人数の血液で賄えることが良いとされています。

献血ができる場所

以下の場所で献血をすることができます。電話予約、ネット予約ができますので、お近くの会場を調べてみてください。

  • 献血センター
  • 献血ルーム
  • 移動献血会場(バス)

献血の流れ

私はいつも移動献血会場(バス)で献血をしており、そこでの様子しか知りません。ですが、おそらくどこも同じだと思います。

1.受付、問診表記入

まずは受付をします。この時に質問事項に多数回答する必要があります。回答の内容にとっては献血を受けることができません。

気になる方は日本赤十字社のHP「献血をご遠慮いただく場合」にて事前に確認されると良いでしょう。

受付時に経口補給水(500mℓペットボトル)を無料で1本いただけます。採血が始まる前までに飲み切るのが良いと思います。

2.医師との問診、血圧測定

問診と血圧測定があります。初めて行ったときは、私は緊張で血圧が150くらいになっていたようですが、なんとかそのまま献血させてもらえました。

3.待機

問診が終わったら呼ばれるまで待機です。席数が少なく、混みあっていると時間がかかるかもしれません。

4.ヘモグロビン量測定、血液型事前検査

ヘモグロビン濃度が採血基準を満たしているかどうかの測定や血液型の事前検査などを行います。成分献血の場合は、血小板数の測定も行います。ここで基準に満たず、献血を断られてしまうケースもあります。

5.採血

採血です。ベッドに横になり、ひじの内側に針を刺されて採血スタート。私の場合は15分前後が多いようです。血の出るスピードは体調によっても変わるため、夏場は早く終わるが冬は時間がかかる、なんてこともあります。移動バス内はラジオがかかっていて気がまぎれますし、片手でスマホをいじって時間をつぶすこともできます。

6.休憩

無事採血が終わったら、休憩です。会場内で少なくとも10分は休憩するように言われます。また事の時に紙パックのドリンクを1本頂いて水分補給をします。予約特典や粗品もこのタイミングでいただきます。

7.解散

10分の休憩が終わったら、あとは自分のタイミングで会場を後にしてOKです。

献血による特典

特典は大きく次の3種類に分かれます。

1.事前予約特典

事前予約をした際にもらえる特典です。場所や時期によって様々です。アニメやアイドルなどのサブカルとのコラボグッズも頻繁に得点になっております。

2.ポイント交換

予約をしたとき、献血をしたときにポイントがたまります。このポイントで記念品と交換ができます。日用品などが多いようです。

3.回数による記念品

献血回数に応じて貰える記念品です。記念品についてはこちらをご覧ください。

献血回数は全血献血、成分献血いずれでも1回としてカウントされます。

ぜひ50回、100回と目指してみてください。

 

献血頻度の注意点

献血には最後の献血から一定期間をあけるルールがあります。

・前回の献血から一定期間あけること。

パターンが複数あり、男性と女性とでも違うため詳細は日本赤十字社の「献血の基準」を参照ください。

例えば男性が全血献血を実施し、次回もまた全血献血を実施したい場合は12週間あける必要があります。同条件で女性の場合は16週間です。

・1年ルール

1年間のうち、男性は最大3回、女性は最大2回まで

この2つのルールによって献血頻度が縛られております。つまり「12週間に1回」のペースで献血を受け続けることはできません。2番目の1年ルールに引っかかってしまうからです。

どういうことか、もう少し詳しく例と実体験を用いて説明します。男性が全血献血だけを最短ペースでやり続けようとした場合、
1回目:1月頭ごろ
2回目:4月頭ごろ(前回から12週間経過後)
3回目:7月頭ごろ(前回から12週間経過後)
4回目:翌年1月頭ごろ

となってしまうのです。これが「1年間で最大3回まで(男性の場合)」という縛りによるものです。女性の場合はもっとできる回数が少なくなりますね。

献血は無理せず、計画的に行きましょう。

 

献血に興味を持っていただき、もしやってみてもいいかぁと思ってくれた人が増えたら幸いです。

では、また。

 

献血のイメージを膨らませるのに、こちらの動画が参考になります。

 

献血した自分の血がその後どうなるのか気になる方は、こちらの動画をどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


error: Content is protected !!