日本個別株:高配当,連続増配企業の銘柄選び

序論

どうも、初心者投資家の枕屋です。

先日、日本の個別株を始めたきっかけについてつらつらと書いたところですが、今日は私なりの銘柄の選び方をご紹介したいと思います。

どうも、初心者投資家の枕屋です。
先日、日本の個別株を始めたきっかけについてつらつらと書いたところですが、今日は私なりの銘柄の選び方をご紹介したいと思います。

投資スタイル

まず投資スタイルについて、世間一般としては大きく以下2つの方針があります。

  1. トレードによるキャピタルゲイン狙い
  2. 高配当・株主優待によるインカムゲイン狙い

私の場合は2の高配当・株主優待によるインカムゲイン狙いです。

この1年近く、単元未満株から日本個別株を初めて悩み、試行錯誤をしながらようやく自分なりのスタイルが確立できてきた気がします。

なぜトレードをやらないのかというと、自分にはこれで安定した利益を出せる自身が全くないから、としか言えません。

トレードといっても、デイトレや中・長期など、さらに細かく分かれるところですがまずサラリーマンをやっている身としてはデイトレは難しいです。

よくネットの広告などで「1日5分~10分でサラリーマンでも利益が出せます」のような謳い文句を聞きますが、どうなんでしょうね。そもそもトレードで神経をすり減らしたくない、という思いが大きいです。なのでトレード自体は興味がありません。

実はちょっとだけ、試しにトレードで小銭を稼いだことがあります。それが「SOXL」です。これは、「ICE半導体指数(ICEセミコンダクターズ・インデックス)」という半導体の製造や販売に携わる30社の会社の株で構成されている指数のレバレッジ3倍ETFなのです。少し前まで1口当たり10ドルを切って1桁で買えたんですよ。さすがに1桁は底だろうと思ってすこーしだけ買って、2桁くらいになったら売ろうと思って持ってみました。

結果は無事に利益を出せて手仕舞いできましたが、値上がって売れるまではとても落ち着かない日々を過ごしました。めちゃめちゃ心臓に悪いです。これを経験して、やっぱトレードは精神的に無理だ、と実感しました。何事も経験ですね。でもこれ、お恥ずかしながらたかだか数ドル~10数ドルのレベルの話なんです(笑)

長期のトレード、成長株投資でも同様です。安く仕込んで、長期で見て成長してきた頃に売り抜けることで利益を得る、というものですが、いつ、どのくらいで成長するか、どこで売る決断をするか、その判断も私にとっては難しいと感じています。

将来の株価は誰にもわかりませんが、株価の値動きの予想よりも、長期で連続非減配や連続増配を実施している企業の配当金の今後推移の予想の方がいくぶん信頼感はある、と感じています。なので、私は配当金狙いの投資をすることにしています。

高配当株の選び方

目標配当利回り

私の場合は、税引き前で配当利回り4%の株を選ぶことを基本としています。

ただし、厳密なルールではなくあくまで指標、目標くらいの位置づけです。

長期で増配期待が高い銘柄は4%以下でも良い、としています。

また優待銘柄は優待利回り+配当利回りの総合利回りで4%を目標にしています。

IR BANKで配当推移をチェック

IR BANKで2010年以降、13年間の配当推移がチェックできます。そこから以下のポイントを整理しました。

ポイントは、長期で配当金が増え続けることです。購入時点の配当金額を延々ともらうだけでは正直、満足できません。それなら長期で配当金が右肩上がりに増えているVYM等の高配当ETFを買った方がまだましかもしれないからです。日本で個別株で配当金をもらうにしても、増配を続けて配当金が増えて貰わなくちゃ困ります。

私はそういった観点で銘柄を選ぶようにしています。そこで、各企業の配当推移でチェックするポイントは次のとおりです。

  • 連続増配年数
  • 連続非減配年数
  • 過去13年間における増配回数

選ぶポイント

選ぶポイント

購入する優先順位1番は、もちろん連続増配年数が長い企業です。

有名どころでは花王、KDDI、SPK、三菱HCキャピタルなどでしょうか。

ただし花王は超長期連続増配とはいえ、配当利回りが低いため(2.7%)、あまり魅力的には思えません。よっぼど余剰資金があって分散させるなら、良いかもしれませんが。

ウェブサイト:投資の森さんが、2023年度の10年以上連続増配企業の配当利回りランキングを作成されているので、参考になると思います。

高配当株:連続増配企業 配当利回りランキング|日本株(個別株) | 投資の森

ウェブサイト:ZUU Onlineさんのこちらのページもまとまっていて見やすいです。

長期保有に最適な「連続増配株」ベスト28 | ZUU online

選ぶポイント2

次点で選ぶとしたら、連続非減配記録が長い企業です。世界で〇〇ショックというような金融危機が何度訪れても減配をしない、という実績は評価に値すると思います。固い意志のようなものさえ感じます。

但し、個人的にはこれだけでは満足しません。なにせ10年以上連続増配を続ける優良企業も多くある中で、連続非減配、というだけでは少々見劣りします。

非減配なだけではなく、少なくとも過去13年間のうちで半分以上、増配をしているくらいでないと、選ぶには魅力的ではありません。なにせ長期で配当金が増えることを期待して銘柄を選んでいるのですから。

例えば武田薬品です。IR BANKで確認できる13年間は年間配当金がずっと180円で一切増えていません。配当利回りは最近の株高により4%を下回りました(これでも十分高配当ですが)。武田薬品は約40年非減配という記録があるのは素晴らしいです。ポートフォリオに加えておけば配当の安定感は増すと思いますが、個人的にはもうちょっと増配してくれてもいいじゃない?ということろ。そこがちょっと不満。

配当利回りが4%を超えてきて、かつ余剰資金があればポートフォリオに加えて分散を図るもの良いかなと思います。

ウェブサイト:投資家バクさんのページが参考になると思います。

【絶対に減配しない!】配当金が減らない優良企業TOP20社!この企業に投資をすれば安定した配当が確実!?おすすめ3社も紹介!|高配当・増配株で目指せFIRE

選ぶポイント3

超長期連続増配ではなくとも、IR BANKで調べられる2010年以降で、たとえ若干の減配、非減配があったとしても10回以上増配している実績がある銘柄はチェック銘柄にしています。流石に10数年連続増配というのはなかなかハードルが高く、これだけで絞ってしまっては、選べる銘柄が非常に少なくなってしまいます。もう少し選択肢を広げ、ポートフォリオを分散させる意味でも、優先度は少し下げたとしても買ってもいいかなぁと思えるレベルの高配当銘柄として10回以上増配している銘柄はあり、としています。

もちろん配当推移だけを見ているわけではありません。業績推移や、資産、キャッシュフロー、減配の程度やPER、PBRなどもチェックして、最終的には総合的に判断しています。

さいごに

私の銘柄選びの主眼は、高配当でありかつ長期に渡って増配し続ける期待が持てる企業を選ぶことです。

キャピタルゲインは一切無視です。

といっても、持っている銘柄が含み損になっていることも精神的にはよくありません。

やはり株価も安定感がある、長期的に伸びるものを選ぶことがベターですね。

また配当利回りを高めるためには、株価が何かしらの要素で下落したタイミングを狙いたいです。

そのためには日ごろから、「割安になったら即買う銘柄」を決めておき、常にウォッチし続けることが大事だと思います。

みなさんはどのような投資方針でしょうか。

では、また!

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