最近、日本個別株の高配当投資にハマっております。

どうも、初心者投資家の枕屋です。

投資といえば、再現性の高い方法としてよく言われる、長期・分散・低コストである全世界や全米のインデックスファンドへ投資しましょう、というものがあります。

これはもちろんNISA枠を使ってやっておりますが、それだけではどうもつまらなく、満足できなくなってしまいました。

今では日本の個別株も買うようになってきました。

楽天証券やネオモバ証券を使い、単元未満株~単元株までやっております。

そんな私のこれまでの経験をご紹介します。

素人・初心者投資家が個別株に手を出した結果です。それではどうぞ。

ちなみに、トレードによる売却益で儲けようと思っている投資スタイルの人にとっては、まったく話がかみ合わない内容だと思います。予めご承知おきください。私はあくまで死ぬまで優良株を保有したい長期配当・優待投資スタイルです。

日本個別株のこれまでの経験

たしか、日本個別株を単元未満で購入し始めたのは、2022年の6月ごろからだったと思います。

少しさかのぼったところから私のお話をします。

米国高配当ETFであるVYMやHDV、VIGなどを初めて買ったのが2021年の11月ごろ

まず、すでに十分分散されたEFTを少数から購入していき、ちょっとずつ値動きの変化に慣れてきました。

初めて投資信託以外を買いました、しかも為替リスクのある米国のETFを!ということでしばらくは、寝れないということはないまでも、就寝前、起床後はどうしても値動きが気になってそわそわしていたものでした。

そんなこんなでもしばらくすると、「まぁこんなものか」と慣れてきて(実際この時期はまだ右肩上がりだったこともあり)、あまり値動きが気にならなくなってきました。

そこで次に興味が出てきたのが日本の個別株でした。

ETFは既に分散が効いているからある程度安心して持っていられるが、個別株となるとそうもいかない。

自分で分散させる必要がありますし、自分で銘柄を調べて「これだ!」というものを購入する必要があります。

そのために、まずは簿記を取ることにしました。個別株をやるのであれば、簿記の知識は必須です。ただでさえお金については何も知らずに、ここまで会社に言われるがままにサラリーマンをしてきただけの無知な男なのだから。

2022年の年始ごろのリベ大のライブ配信で、両学長も言っていたんですよね。「今年の目標は、みんな簿記3級を取ろう」って。これで火が付いた部分もあります。

年明けから勉強を始め、2022年の2月に日商簿記3級に合格、続いて6月に日商簿記2級にも合格して、基本的な簿記知識は概ね獲得することができました。簿記って面白いですね。

ちなみに私は日商簿記のネット試験を受験しました。(実は会場でやる統一試験よりもちょっと簡単らしい(笑))

これでようやく企業の決算書や業績など、株をやっている人の言っている言葉の意味が理解出来るようになったのです。

いよいよ個別株のスタートです。

それでも最初は怖い個別株

慣れないうちは、最初は1株から、単元未満株でスタートしました。

良くお勧めされているSBIネオモバイル証券の口座を開設して、そこで始めました。(残念ながらいま、ネオモバはサービス終了がアナウンスされています。)

最初のころはろくに上場企業名なんて知らなかったので、上場企業を高配当ランキングのように配当利回りが高い順にソートして、そこから私の感覚で会社をピックアップし、IR BANKで業績を見て、買うかどうか判断する、という超フィーリング、行き当たりばったりなことをやっていました(笑)

スクリーニング、なんてことすら知らなかったので。いや、知っていたとしても、どうスクリーニングしたらいいのか当時の私では使いこなせていなかったのでしょう。簿記の勉強を通じて決算書の言葉は理解できるようになったが、PERやPBR、ROEといった指標についてはまだ全く知らない状態でした。なんなら信用取引やオプション取引などもどういうものか知らない状態でした。そのレベルの素人だったのです。

一応、リベ大の高配当株の探し方動画は見ているので、配当利回りが高いだけの罠銘柄には注意しないといけない、という認識はあったので、さすがに配当利回り上位から順に買っていく、ようなことはしていませんが(笑)

IR BANK

この頃に買った銘柄は、まだ持っているものもたくさんありますが、しばらくして改めてみて「なんでこの銘柄買ったんだろう」というようなものもあり、そういった銘柄は売却することもしばしばありました。例えば超有名企業だが、全然高配当じゃない、とか・・・何を思って買ったのか、初期のころは投資方針が定まっていない状態で買っている銘柄がいくつもありました。

こうやって少しずつ気になる銘柄を買いあさり、気づけば50銘柄を超えていました。

ここまでくると、私も分散の効果が実感できるようになりました。

どこかの株価が下がっていても、上がっている株もあるのでトータル損益はマイナスにならなくなってくるんです。

そして、何かの好材料が出たことでぴょこっと株価が跳ねて上がるような銘柄も登場し、それらがポートフォリオ全体の含み益を押し上げてくれるのです。

基本的に高配当株は一生持ち続けるつもりで買っているので、含み益が出てもそれは一生絵に描いた餅になってしまう可能性がありますが、それでもマイナスよりはプラスの方が精神的に良い、お守りみたいな感じでしょうか。

含み益をキープしつつ配当金を長期に渡ってもらい続けることに意味があると考えています。

最近の成績のあれこれ

結論から言うと、2022年から買い始めた株のほとんどが含み益になっております。2023年4月現在、日経平均も上げていますからね!これなら安心して高配当株を買い向かえます。

話は2022年に戻ります。

2022年、主要な投資に関する本、特にインデックス投資を押すような趣旨の本はいくつか読みました。

私が2022年に読んだ投資本はこちら!

それらを読んできた中でひとつ、私なりに株を買うタイミングとして注視している点があります。

それは、企業そのものに悪材料がないにもかかわらず、相場全体の雰囲気・悲観でどれもこれも株価が下げているときです。これこそが買い場だということです。

最近だと2022年12月、日銀の大規模金融緩和の一部見直し、長期金利の変動許容幅を従来の0.25%から0.5%に引き上げたタイミングでした。

日経平均は↓こんな感じでした。赤枠の部分です。

12月に日銀からさきほどの発表がされて以降、日経平均はどんどん下がりました。どれもこれも株が下がっていったのです。

この発表自体、黒田総裁からのビッグサプライズであり、退任前の大仕事だと揶揄されていました。

このとき世間の関心は、黒田総裁の後任は誰か、新総裁にバトンタッチしてすぐ金融緩和縮小に向かうのではないか、そのための布石なのではないか、十分に景気回復もしていないので緩和縮小に向かったら日本経済が破綻するのではないか、そういう疑心暗鬼と悲観ムードが非常に強くなっていたと記憶しております。

で、私は日経平均が下がりまくっているその年末年始、高配当として長期で持ち続けられる日本個別株はどれかめっちゃ調べまくりました。2023年の大発会から1月の間に、調べ上げたここぞという銘柄を一気に買いあさりました。

それが今、日程平均28,500円くらいまで上昇しているわけですが、1月に仕込んだこれらの株が軒並み含み益をキープしてかなり安定しています。

最近では、アメリカのシリコンバレーバンクの経営破綻のショックの余波が日本株まで影響して、その時もだいぶ下げていたものの、私の日本株ポートフォリオはなんとか含み益はキープし続けていました。一安心。

あとはこのまま配当利回り4%をずっとキープし続けるだけです。

ちなみに、SVB破綻でVYMやHDVは含み損まで下がったので、ニコニコ買い増ししました。このタイミングを待ってたんだよ!

今後の投資方針のあれこれ

それなりに資金も投入してしまい、いまは日経平均もぐんぐん上がっており、日本株のどれもこれも株価が上がってしまったので、逆に買い向かいにくい状況になったと思っています。

とりあえず今は80銘柄近くに膨らんでしまった私のポートフォリオを今一度見直しして、今後タイミングを見て新規購入や買い増たい銘柄(ウォッチリスト)を整理したり、今改めて考えると資金効率を悪くしているだけの銘柄を、含み益が出ているタイミングで売却したりしています。

今は積極的に動くのではなく、小休止のタイミングですね。

まぁ、ちょっと様子見です。今年いっぱいくらいですかね。

それもこれも今後の米国の経済状況次第ですね。

最近はリセッションについてかなり危機感が出てきたと思います。少し前に出ていた楽観論「ノーランディング」なんて言葉はさすがにもう聞かなくなりましたね。

米国経済について皆が「リセッション入りした、景気後退だ」と、どのタイミングで認識するのかは分かりません。

ですが、少なくとも市場参加者の皆が「リセッション入りした」と自覚したタイミングで米国経済全体が雰囲気下げのモードに入ると思いますし、日本株もなんだかんだそれに連れて雰囲気で下がると思っています。その時期を淡々を待っております。

それに日本株全体の下げがあるかないかにもかかわらず、2024年からは新NISAが始まりますので、これからの資金投入は新NISA口座に使ってもいいな、という考えもあります。

したがって、改めて今の時点の戦略を整理すると、これから全体が下がるタイミングがあれば、あらかじめ決めていた銘柄を買い増すし、下がらなければ来年以降の新NISAでの購入資金にしようと思います。とりあえず今は高配当株を買うのはちょっともったいない時期かな、という印象です。

まぁ、こんなに知った風に言っていますが私はまだまだ弱小素人投資家なので先のことは全く分からないですし、今のやり方、方針でうまく行き続けられるかも分かりませんけどね!

私の真似をして損害を被っても責任は取れませんのであしからず。

個別株の銘柄入れ替えあれこれ

楽天証券で1単元(100株単位)で高配当株・株主優待銘柄を買い始めて数ヶ月といったところですが、既にいろいろありました。

記録、戒め代わりに記載します。

東京個別指導学院

配当、株主優待の利回りが良いということで1単元持っておりました。

が、2023年1月10日に株主優待廃止が発表されました。

しかも、即廃止です。

株主に対して誠意があれば、いま株を保有してくれている人向けに、この発表の次にくる株主優待までは実施するが、それで最後にします、というようなことが普通ではないでしょうか。

発表の時点で、即優待廃止。これ以上持っていても次の株主優待はないことになりました。

えぇ、はっきり言ってこんなやり方の会社は愛せません。

リベ大の両学長は言っていました。「その企業を愛せるか?」と。それこそが選ぶ理由だと思うんですよね。

優待廃止の発表後、株価はガンガン下がりましたが、もう全く愛せなくなったので損切覚悟で私も即売却しました。

幸い1単元レベルなら損害額はそんなに大きくはなかったのでよかったです。気持ちもスッキリです。

もちろん同じ株主優待廃止といっても、オリックスのように株主優待の原資を配当金で還元するというような姿勢を見せてくれていればまだよかったかもしれません。

その後、東京個別指導学院はどうなったか。

2023年4月10日、減益と共に減配を発表しました。
東京個別、24年2月期営業減益見通しで減配も 投稿日時: 2023/04/10 17:15[みんかぶ] – みんかぶ(旧みんなの株式)

この時点で私は既に株を手放していたのでもう関係ないのですが、急遽優待廃止+減配のダブルコンボはもう最悪ですね。

株主をまったく大事にしない姿勢が如実に表れていると捉えてしまいます。

逆に言えば、株主に良い顔する余裕もないくらい経営が切羽詰まってきている、ということでしょうか。

とにかく、こういう企業は愛せません。

文教堂グループホールディングス

一時期、1単元のみ株を保有していました。

当時の取得単価1株40円程度で配当金はないながらも、100株持っていればクオカードPAY300円分をもらう権利が得られました。優待利回りなんと7.5%です。これにつられて一時期保有していました。

しかし、文教堂の経営は厳しいことも承知していました。なにせ過大な債務で債務超過に陥り、私的整理手続きである事業再生ADRを申請しているのですから。

それでも、まぁ配当利回り良いから保有していようか、という浅い考えでした。

しかし、自分のポートフォリオを見直している中でふと思い経ち、文教堂は手放しました。

こんなに経営が不安定な企業を愛せるのか?このほかに連続増配するような優良企業はいくつもあるのに、文教堂にあえて投資する理由はあるのか?

そう思ったら、まったく持っていたいとは思えず、すぐ売却しました。幸い買値と同額で売却できたので損益はプラマイゼロです。(というかこの銘柄は取引出来高が非常に少ないのでほとんど値が動いていないです)

そして、これも来ました。バッドニュース。

こちらです。
文教堂グループホールディングス[9978]:株主優待制度の変更に関するお知らせ (株主専用優待サイトオープンのご案内) 2023年4月13日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

クオカードペイを廃止し、自社での商品購入割引優待になりました。

近所に文教堂がない人にとってはメリットのない優待内容ですね。

つまり、企業業績が良くないとこういうことになる、という典型例ですね。

武田薬品工業

これはもう医薬品業界のビッグネームで、ディフェンシブ銘柄として人気があるかもしれません。

これは単元未満でほんの僅かだけ持っています。

私自身、高配当のディフェンシブ銘柄何か欲しいと思ってつまんだ銘柄です。

ただ、過去の配当履歴を見ると一株配当金が180円から一切動いていないんですよね。10年以上。

ディフェンシブといえば確かにそうなのですが、まったく増配の気配が感じられない銘柄。

売りはしないですが、あまり積極的に買い増ししたいというほどでもない、というのが今の正直な感想です。

去年買った時点では配当利回り4.63%でしたが、今は4.03%、だいぶ株価が上がってしまったせいですね。

よっぽど株価が安くなるタイミングあれば買い増しても良いかとは思いますが、どうせならこちらよりも通信系の連続増配しているディフェンシブ銘柄の方が長期で保有し続けるメリットがあるように思います。NTTとかKDDIとかですね。優先順位としては武田薬品は低めにしています。

武田薬品工業、30期以上も続く”非減配”を継続すると発表し、配当利回り4.67%の高水準を維持! 2021年3月期の配当は前期比で横ばいの「1株あたり180円」に

さいごに

こんな具合に、個別株を始めるまで、そして始めてからもいろいろありました。

今後何が起こるのかも分かりませんが、投資は継続していこうと思います。

最近は、エクセルで自分の持っている日本個別株を一覧にし、PER等の指標や配当金、連続増配年数などをまとめて一覧にしております。

やはり頭の中であれこれ考えるより、文字化・表化して見える化した方が、すっきり分かりやすく整理できて良いと思います。

武田薬品もこの整理の過程で気づきました。「え、これ全然増配してないじゃん」みたいな。

どんな状況でも減配はせず、非減配記録を伸ばすことも一定の評価はしていいと思いますが、武田薬品の場合はまったく増配しようという気が感じられないので、それが残念でなりません。

今後、株主還元方針が変わる日が来るのでしょうか・・・

ほかにも、配当4%にも届いてない上にそんなに増配もしていない、何なら減配の実績もある、みたいな銘柄も売却しようかと思います。

こんな感じで、今後も私なりの日本個別株の運用状況をいろいろ記事にしていこうと思います。

では、また!

 

不労所得だけで生活したーい!

 

 

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