楽天証券で不足金が発生!アカウントがロックされた時の話

どうも、素人個人投資家の枕屋です。

今回は、楽天証券で不足金の発生から解決までのエピソードをご紹介します。

もし不足金が発生してどうしたら良いかわからない、という方がいれば

私が最初に申し上げる解決方法は次の2点です。

  1. 証券会社のサポートへ電話して調べてもらう
  2. 不足金を入れる

まぁ当然と言えば当然です。初めて「不足金が発生しているから入金しろ!アカウントロックしたぞ!」と言われると焦りますよね。ネットであれこれ調べる方も多いのではないかと思います。

かくいう私がそうでした。そんな私だからこそ言えることが、不足金を要求されたら証券会社に電話するか、素直に入金するかのどちらかです。ちなみに証券会社に電話してもおそらく十中八九最後には「不足金を入れてくださいね」で終わると思います。

結局、なにもシステム的にもおかしくはなく、ほぼ間違いなく、正しく不足金が生じています。

それでも、私の場合はなんだったのか、どう対処したのかについて興味があるという方はお付き合い願います。

こんなケースで不足金が生じるのか、という参考例になるかと思います。ただし私が利用している楽天証券のケースでの話ですので、他の証券会社でも同様の事態になりうるのかは分かりません。

 

私のメールにある日突然、不足金が発生しましたという通知が来ました。ウェブサイトから楽天証券にアクセスしても、通知に同様の内容があったので、まずこれは迷惑メールではないということは分かりました。しかし無知な私は、そのうち勝手に解消するだろうと思い放っておいたら、今度は「期限までに入金されなかったためアカウントロックしました」という通知がきていました。

ここでひとつチェックポイントです。

私が「本当に不足金があるなら、勝手に解消するだろう」と思っていた根拠は楽天銀行とのマネーブリッジ(自動入出金システム)を設定していたからです。これまでの株の購入もすべてこのシステムで入金、購入していました。なので、この設定があるから、不足金も翌日くらいになれば勝手に入金されて解消するだろうと思っていました。

が、大間違いです。

これは私の完全なる思い込み、勘違いでした。

マネーブリッジによる自動入出金システムは、買い付けには利用できますが“不足金”については対応していなかったのです。

翌日になっても、不足金が解消していないことを不思議に思って、よくよく調べてみたら、不足金の入金はマネーブリッジでは出来ないことが分かりました。不足金の解消には、手動操作にて入金作業をする必要があるのです。

さて、話を戻します。

とりあえず不足金が発生しており、自分で入金作業をしなければいけない事実は受け止めました。

しかしまだ理解、納得ができていません。

そもそもマネーブリッジをしてずっと自動入金で買い付けをしてきたのに、なぜ不足金が発生したのか。マネーブリッジのシステムエラーか何かか?もしくはアカウントを乗っ取られて身に覚えのない売買がされたのか?

後者のような不正なら売買記録を確認すればわかるはずです。念のため直近の国内、外国の取引履歴を確認しましたが不審な売買記録はありませんでした。

とすると、前者のシステムエラー?

WEBサイト上では不足金額が〇〇円発生しています、という内容の記載だけで、どの売買によって発生した不足金なのかが全く分かりませんでした。

ここまで、あれこれ考えたり、自分で調べても結局分からなかったため、ようやくもって楽天証券の窓口へ電話しました。

さて、楽天証券のオペレーターに繋いで要件を伝えます。

「先日、不足金があるとの通知が来たのですがこれについて伺いたいのですが・・・」

だいぶテンパって、雑な説明だったと思うのですが、オペレーターの方はすぐさま、

「不足金がなぜ発生したのか、そしてアカウントロックの解除方法ですね?お調べしますので少々お待ちください。」

めっちゃ意図読まれてた。まさに慣れたもので、的確な受け答え、調査をしてもらえ、そしてすべてが判明しました。

結論、いろいろ不運が重なってこのように不足金が発生したのだと分かりました。順を追って説明します。

 

事の発端は、先日米国ETFのVIGを売却したことです。
その時の話はこちらの記事(↓)をご覧ください。

そして、これに3つの事象が重なりました。

  1. VIGの売却で売却益が生じたため、税金を納める(引かれる)必要がある
  2. VIG売却によるお金を外貨(ドル)で受け取りにした
  3. VIG売却日と、円貨建ての投資信託等の積立購入日が同日になった

これによりなぜ不足金が派生することになったのか、オペレーターの方が丁寧に教えてくれました。

  1. VIGの売却益に対する税金の支払いは、証券口座に円預金がない場合、売却して手に入ったドルから円に換えて自動的に引かれるはずであったが、そうはならなかった。
  2. VIG売却の同日、投資信託等の積立購入日であったことから、円貨が楽天銀行から楽天証券へ自動的に移されており、楽天証券に一時的に円が入金された状態であった。
  3. そのためVIG売却に対する税金の支払いは、ちょうど楽天証券に入金されていた円貨で決済されてしまっていた
  4. そうすると、もともと予定していた投資信託等の積立購入用の円預金が楽天証券に足りない状態となり、この売買について不足金が生じてしまった。
  5. 一度、不足金となるとマネーブリッジは効かないので、手動入金で対応するしかない

私の場合の不足金は、このような経緯で発生したものだったのです。

もしVIGの売却時の受け取りを円にしていたら、もしくは売却日が一日ずれていたら、このような不足金は発生しなかったでしょう。

というか、こんなややこしい流れて不足金が発生していたとは全く想像もしていませんでした。

こうなると、不足金が派生するケースというのは実は相当多種多様なパターンが存在するのだと思われます。

なので、このように不足金が発生した原因をネットで調べようとしてもきりがない、時間の無駄なのです。黙って不足金を入れるか、どうしても原因・経緯が気になるようなら証券会社のサポートへ問合せて教えてもらいましょう。

今回、私も初めての経験でそのことがよく分かりました。

楽天証券のオペレーターの方には、不足金の入金もその場で完了するまで操作を教えてもらえ、大変助かりました。

私もまだまだ知らないことだらけです。何事も日々勉強ですね。

皆さんも、不足金が発生したらすぐアクションしましょう。アカウントロックされますので(笑)

入金を完了したら比較的速やかにアカウントロックは解消されるので安心してください。

では、また!

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